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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

緊縮財政論者ファーガソンの呆れた思想とケインズ批判

欧米で人気のある歴史家でハーバード大学教授のニーアル・ファーガソンケインズについて「ケインズはゲイ→子供がいない→将来に無関心」と発言したことを批判され、「愚かで無神経だった」と謝罪に追い込まれています。

ケインズの経済理論が現在と将来の両方に目配りした当時としては画期的なものであったことは常識のはずなのに、ファーガソンがこのような発言を行った背景には、ファーガソンが筋金入りの緊縮財政論者であり、ケインズの「不況時には財政赤字」が気に食わなかったためだと思われます。

ファーガソンは2008年以降の世界大不況においても、緊縮財政策を支持してクルーグマンと論争するなど、欧米の論題では注目される論客でした。しかし、計算間違いと恣意的なデータの取捨選択が発覚したラインハート-ロゴフの「政府債務が対GDP比90%を超すと成長率が急低下する」という論文の趣旨を未だに支持するなど、学者としての誠実性が疑われます。

欧米で猛威を振るった緊縮財政論が、誠実な学者によって事実と理論から導かれたものではなく、思想的偏りを持つ人々による決めつけに過ぎなかったことを示す例がまた一つ増えたことになりますが、まさに、ケインズの「世界を支配するのはアイデア(思想)だ」「善悪のどちらにとっても思想こそ危険である」という言葉通りです。

しかし、ファーガソンもラインハートもロゴフもみんなハーバード大学なのですが、ハーバードは昔からこのような思想の牙城でしたっけ。

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