読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

相手を美化し、歴史を忘れたがる日本人

政治・歴史・社会

中央日報論説委員によると「神の懲罰」の原爆投下から68年目の夏、旭日旗の禁止呼びかけや米カリフォルニア州グレンデール市に「従軍慰安婦」少女像を設置、日本企業に「強制労働の賠償」を要求するなど、韓国の常軌を逸した反日活動は世界中に広がっています。

このような異常事態の原因が韓国にあることは明らかですが、日本にも付け入られる隙があったことは猛省しなければならないでしょう。【代償行動としてのヘイトスピーチと珍獣エリートの責任(無責任)】では日本のエリート層の無能と無責任を指摘しましたが、一般大衆にも問題があったことは否めません。戦前世代が史実を正しく戦後世代に伝えなかったために、捏造した歴史に基づいて日本を攻撃する外国への対抗力が削がれていることが問題です。

そこで、知っている人には当たり前のことではありますが、旭日旗、中国残留孤児、京都の空襲について参考に記します。

まずは旭日旗ですが、韓国に反発しながらも「軍旗→応援にはふさわしくない」と考えている人が意外に多いことには驚かされます。日本人には当たり前ですが、旭日=朝日=日の出です*1。「日の出の勢い」と言うように、旭日には上向きのポジティブなイメージがあり、大昔から日本中で使われてきました。明治になってその意匠を軍旗として採用しただけです。ヨーロッパなら十字架に相当する普遍的な意匠だということすら知らず、軍旗という認識しか持っていない日本人がいるのは残念です。

中国残留孤児については、中国人の心の広さがやたらと喧伝されていました。その影響か、中国に警戒的な人でさえ、そのように信じています。

business.nikkeibp.co.jp

敵の子供である日本の残留孤児を1万人も育ててくれた中国人とは何と見上げた人たちかと心から感嘆し、深く感謝しています。

しかし、当時を知る人なら常識ですが、中国では子供が労働力として人身売買されることは珍しくありませんでした。中国人にとっては「優秀な日本人の子供をタダで手に入れられてラッキー」ということに過ぎません*2。結果的に命が救われたのはありがたいことですが、日本人の感覚で「何と見上げた人たち」と感謝するのは見当違いとしか言いようがありません。*3

なお、現在の中国でも子供の誘拐が深刻で、アメリカとつながった人身売買ネットワークの存在が指摘されています。

japanese.ruvr.ru

最後に京都の空襲です。京都は大都市としては珍しく大規模な空襲を免れましたが、その理由は、原爆投下の候補地だったことです。京都は東・北・西の三方を山に囲まれているため、爆風のエネルギーが拡散しにくく、打撃を与えるのに好都合な地形でした。原爆の威力を正確に測定するためには、その前に空襲被害を与えておかないことが必要となるため、大規模な空襲を免れたわけです。

ところが、「アメリカは文化財を保護するために京都・奈良・鎌倉などの古都を空爆しなかった」というまことしやかなプロパガンダを信じ込んでいる日本人が相当数いるようです*4。その事情については下の本で詳しく論証されているので、一読をお勧めします。

日本の古都はなぜ空襲を免れたか (朝日文庫)

日本の古都はなぜ空襲を免れたか (朝日文庫)

京都に原爆を投下せよ―ウォーナー伝説の真実

京都に原爆を投下せよ―ウォーナー伝説の真実

「水に流す」文化では、恨みを次世代に伝えないこと、あるいは「相手を良く言う嘘」が社会の安定に役立つのでしょうが、その結果、妙な自虐意識のために不当な外国の攻撃に対処できない日本人が量産されてしまったように思われます。戦前世代には、死ぬ前に事実を正しく戦後世代に伝承することが、最後の仕事として残されています。

*1:子供が太陽を描くと、丸から線が四方に延びる旭日旗状になるのが普通です。

*2:日本人の子供は優秀と思われていたため、人気がありました。攫われて残留孤児になった人も多くいます。

*3:日本人の常識で中国人の行動を推し量ることの危険性を指摘しているのであり、中国人を非難しているわけではありません。

*4:奈良や鎌倉は小都市だったため、空襲の優先順位が低かった。