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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

緊縮政策は危険思想

財政・国債

今日の日本経済新聞朝刊に、緊縮財政政策の問題を唱えて欧米で注目されている米ブラウン大学のマーク・ブライス教授のオピニオンが掲載されていました*1

ブライスの緊縮財政批判については記事にする予定だったもののすっかり忘れてしまっていたので、遅ればせながら簡単に紹介します。

ブライスの主張は、公的債務の増大を危険視するのは根拠を欠いた「思想」に過ぎず、歴史に反証されている、というものです(詳しくはリンク先記事)。

本人による寄稿記事もあります。

In the imaginary world of austerity, cuts always happen to someone else. Sadly, as Europe is proving all too well, in the world that we actually inhabit there is no “someone else” to pass the costs on to as we all try to shrink to grow.

現実の世界では、緊縮政策は全員を「敗者」にする、ということです。

著書は緊縮財政論が支配的な日本のメディアでは話題になっていないようですが、海外ではかなり話題になっているので、知っておいて損はないでしょう。

Austerity: The History of a Dangerous Idea

Austerity: The History of a Dangerous Idea

Austerity: The History of a Dangerous Idea

Austerity: The History of a Dangerous Idea

最初のリンク先記事中のラインハート&ロゴフの「対GDP比90%を超える公的債務は成長率を引き下げる」という主張が計算ミスによるものだった件については 

と一連の記事で、公的債務を企業や家計と同じ基準で判断してはならないことは

などで説明しています。 

 


Mark Blyth: Austerity - The History of a Dangerous ...

The Austerity Delusion - Mark Blyth - YouTube

*1:原題の“End Austerity Now”(Project Syndicate)が「欧州の課題は銀行危機」に変えられているところに何らかの意図を感じてしまいます。