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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

長時間労働で疲弊するアメリカの労働者

アルジャズィーラで、アメリカの長時間労働の問題が報じられていました。

The US is the only industrialised country where workers are not legally guaranteed minimum vacation time.

国民皆医療保険を「政府の不当な介入」と捉える人が多いことに示されるように、アメリカでは、労働時間や休暇に関する労働者の権利が他の先進国に比べて極めて弱く、雇用主の労働強化圧力が強まる状況にあります。

1980年代までは、アメリカは日本人が働き過ぎだと批判して労働時間短縮を迫りましたが、90年代後半からはアメリカの労働時間が日本を上回っています。

動画に登場する男性が語っているように、IT化が進んだアメリカでは、オフィスを離れてもネットを通じて仕事から離れない労働者が増えており、実際の労働時間はOECDの公式統計を超えているとの指摘もあります。

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日本でも90年代後半から、アメリカ型雇用制度への転換を叫ぶ声が強まりましたが、それが実現すれば、「はたらけど はたらけど猶 わが生活 楽にならざり」(石川啄木)となる労働者が増えることでしょう。

動画中の専門家が語るように、長時間労働は生産性の低下を引き起こすため、トータルでは誰も得せず、社会全体では損失を産んでいるのですが、民間任せにしている限り、ワーク・ライフ・バランスの改善は期待薄でしょう。

 

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US workers debate long working hours - YouTube

 

参考

ギリシャ人はドイツ人よりも4割以上も長く働いているにもかかわらず、ドイツ人に怠け者呼ばわりされるため怒っています。一方ドイツ人は、ギリシャ人は非効率でだらだらと働いているだけ、と考えています。時間だけではなく生産性も重要ということです。