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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

円安不発で膠着が続く資産市場

アベノミクス

4月の量的・質的金融緩和から半年が経過したので、9/19【「量的・質的金融緩和」の現状確認】を一部アップデートします。

大きな変化は、日本銀行の大量買入れ開始(黒田バズーカ)によって一時混乱した国債市場が落ち着きを取り戻したことです。5月に急上昇した長期金利は0.6%まで低下しました。

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長期金利の低め誘導には成功している日銀ですが、金融機関のリスク資産シフト(ポートフォリオリバランス)は狙い通りに進んでいないようです。銀行の円債回帰が定着するのであれば、金融緩和の効果は限定的で、当面の間は資産市場の膠着状態が続く可能性が高まります。日経平均株価も14000円前後のボックス圏入りしています。

リスク資産シフトの担い手として期待されていた(と思われる)生保も、国内債中心の方針を発表しています。外債も為替ヘッジ付きが中心で、慎重姿勢が続くようです。

「株価の過小評価と円の過大評価」の悪い均衡は民主党政権とともに終わり、株価と為替レートはほぼ適正水準*1を回復しましたが、4月の金融緩和は、そこからさらに株高・円安を進めるには力不足だったようです。【再び貨幣乗数と量的緩和について】で述べたように、「期待」に依存する量的緩和には劇的な効果を期待しないほうがよさそうです。

 

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*1:関連記事を参照。