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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

アルジャズィーラでも日本の独身増殖特集

人口・少子化

10/22【日本の非婚化・少子化に関する重要な指摘】で紹介した英紙ガーディアンの記事が、アルジャズィーラの番組で取り上げられていました。


The Stream - Single in Japan - YouTube

ゲストのローランド・ケルツが最後に語っているように、これは日本独自の現象と見るより、日本が世界の最先端を走っていると見るのが妥当と考えられます。出生率の低下は日本よりも韓国や台湾、シンガポールの方が急ですし、引きこもりも韓国やヨーロッパの一部で報告されるようになっています。男女の地位の同等化+直接的コミュニケーションの減少(←テクノロジーの発達)が根底にあると考えられます。

外国人は日本の非婚化・少子化をオタクカルチャーと絡めて議論することが多くありますが、これは、日本のポップカルチャー・サブカルチャーの質の高さの反映でしょう。

番組では日米ハーフの男性(もう一人はモーリー・ロバートソン)が冷静かつ包括的な分析をする一方で、日本人女性ゲストはお決まりのジェンダー論が中心で、何ら参考にはなりませんでした。ガーディアンの記事に登場した女王様のほうが余程核心を突いています。

「面倒くさい」というキーワード(15:45など)も重要ですが、これについては下のケルツの記事に登場する「40代ファッション誌編集者」コメントが本質を捉えています。(強調は引用者)

Why the generational malaise and indifference to sex? Theories abound. The most provocative to me, a Japanese-American and longtime Tokyo resident, is that Japanese women have become stronger socially and economically at the very same time that Japanese men have become more mole-ish and fully absorbed in virtual worlds, satiated by the very technological wizardry their forebears foisted upon them, and even preferring it to reality.

"Maybe we're just advanced human beings," says a Japanese friend of mine over dinner this week in Tokyo, who won't let me use her real name. She is an attractive, 40-something editor at one of Japan's premier fashion magazines, and she is still single. "Maybe," she adds, "we've learned how to service ourselves."

男女とも仕事のリスクが高まったために、人間関係のリスクを回避するように(取れなく)なったということでしょうか。

 

[補論1]

男女の地位の同等化と雇用の不安定化の結果、昔の世代に比べ、

  • 女は結婚による経済的リスクが増大(夫の稼ぎに頼れなくなってきた)
  • 男は「うるさい女」を掴むリスクが増大

と、結婚そのもののリスクも高まっています。

 

[補論2]

イギリス 繁栄のあとさき

イギリス 繁栄のあとさき

日本人の著作のなかでも、実にくだらないと思われるものが、たまたま英語で書かれているために、外国人からは異様に高い評価を受け、英語の不得手な研究者を歯ぎしりさせるというような光景は、どの分野でも、日常的に認められる。

海外メディアには人選に気を使ってもらいたいものです。