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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

無茶な銀行懲罰論

9/24【日本は欧米のATM?】では、日本銀行が当座預金の超過準備に付けている金利(付利)をマイナスにすることの弊害について説明しましたが、またもや同じ内容の記事が掲載されています。

www.zakzak.co.jp

民間金融機関としては貸し出しに回さなくても、日銀口座にそのまま眠らせておいても、金利収入が入る。銀行員はわざわざドブ板を踏んでまで融資先を探す必要はない。椅子に座っているだけでもカネになるのだ。これほど楽なビジネスが他にあるだろうか。

日銀は民間向け融資を増やさない金融機関の当座預金の金利をゼロにするか、あるいは思い切って懲罰金利を徴収するくらいの政策に踏み切るべきなのだ。

超過準備への付利は、量的緩和中の米英欧の中央銀行も実施しており、日銀だけが異常行動を取っているわけではありません。セントルイス連銀のエコノミストは、マイナス付利が望ましくない理由として、

  • 信用力の乏しい借り手への貸出を促進することは不適切
  • マイナス付利は銀行への「課税」であり、金融緩和方針に反する

などを挙げています。

Some analysts have argued that such examples suggest that central banks should consider setting negative policy rates, including negative rates on deposits held at the central bank. Such proposals are foolish for a number of reasons. First, a policy rate likely would be set to a negative value only when economic conditions are so weak that the central bank has previously reduced its policy rate to zero. Identifying creditworthy borrowers during such periods is unusually challenging. How strongly should banks during such a period be encouraged to expand lending? Second, negative central bank interest rates may be interpreted as a tax on banks—a tax that is highest during periods of quantitative easing (QE). 

以下のリンク先ではより詳しく説明されています。

銀行の貸し渋りが企業活動を抑圧している状況ではないことは、日銀短観にも示されています。

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真っ当な資金需要が乏しいご時世に無理に貸出を増やすとこうなります。 

銀行貸出が伸びない主因が銀行の怠慢ではないことは間違いありません。日銀に続いて銀行も冤罪(デフレの犯人の一味とされること)の被害者になっているようです。

 

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