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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

QE≠money printing

金融

量的緩和を「紙幣を刷る」と形容することがありますが、このたとえは不適切でミスリーディングなもの、という記事がビジネスウィークに掲載されています。

錚々たる経済学者も誤解していたと指摘しています。

This is a widely held view that has been expressed by such luminary economists of the right and left as Martin Feldstein of Harvard University, John Taylor of the Hoover Institution, Allan Meltzer of Carnegie-Mellon University, and Alan Blinder of Princeton.  It is, however, incorrect. 

量的緩和については日本銀行政策委員会佐藤健裕審議委員が簡潔に説明しています。*1

日本銀行による資産買入れが直接的に民間金融機関のバランスシートにもたらす変化をみると、バランスシートの規模は変わらないが、国債等が減少し、その分日銀当座預金が増加するという形で資産サイドの構成が変化する。

S&PのSheardも同じ説明をしています。

…, the Fed injects more reserves through QE. But it simultaneously removes bonds from circulation. So it’s really just changing the composition of the private sector’s balance sheet.

超過準備には日銀が利息を付けるので、銀行は無利子の「キャッシュ」を抱え込むことにはなりません。

量的緩和終了(tapering)では逆に、民間金融機関のバランスシートの日銀当座預金と国債等がチェンジされます。

文中に登場するSheardのレポートについては、8/28【S&Pのレポート:銀行は超過準備を貸し出せない】で取り上げています。その他の関連記事には【「量的・質的金融緩和」の現状確認】などがあります。

下はビジネスウィークで言及されている動画とNYタイムズの記事。


How The Economic Machine Works by Ray Dalio ...

 

参考記事

*1:2013年7月22日「わが国の経済・金融情勢と金融政策―福島県金融経済懇談会における挨拶要旨―」

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