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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

グラフで見る非婚化の構図

ローレンス・サマーズが2005年にハーバード大学総長を辞任に追い込まれたのは、「数学や物理のトップクラスには女が少ない」という発言を、「女は男に劣る→性差別」と攻撃されたためです。サマーズを攻撃した人々は、サマーズが数学・物理の能力分布を下のグラフのようにイメージしている、と考えたわけです。

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しかし、サマーズの仮説は「女は男に劣る」ではなく、数学や物理の能力において「男は女よりばらつきが大きいのでは」というものでした。

…even if the average abilities of men and women were the same, there would be more men than women at the elite levels of mathematical ability—and also, though Summers didn’t say this, at the lowest levels as well.

グラフにすると下のようになります。

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両端に行くほど男女比が男に偏ります。サマーズは平均よりも標準偏差(ばらつき)の重要性を指摘していたわけです。

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男女のばらつきの差が数学や物理に限定されていないとすると、男女の社会的地位均等化が非婚化を引き起こしたことが説明できます。


なぜ理系に進学する女子が少ないか:PRESIDENT Online - プレジデント

性差について興味深いポイントは、女性より男性のほうが個人差が大きいという傾向です。

女は結婚相手に「自分以上」を求める傾向があるので、分布の左端の「低得点ゾーン」に結婚相手を見つけられない男が多数出現します。*1

この男たちが結婚できるようにするためには、女の平均を下げて分布を左方シフトさせ、左端(lowest levels)における男過剰を解消することが有効です。*2

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雇用差別には「低得点の男」でも結婚相手を見つけられる効果があったことになるので、その撤廃は彼らを苦境に追い込んでいます。*3

詳しくは【リッチ女性の「美味しい男」獲得競争がもたらす非婚化・少子化】や【結婚相手が不足する上の女と下の男】で。

 

関連記事

*1:男女の人口比は無視しています。

*2:横軸は、容姿、経済力、社会的地位などの総合得点。

*3:代償行為走る男が増えることになります。