読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

脱原発は脱・大型軽水炉にとどめるべき

政治・歴史・社会

脱原発」を争点に掲げる細川・小泉元首相コンビの登場で注目が集まる東京都知事選挙ですが、どうも腑に落ちないのは、原子力発電を巡る議論が「従来の政策の継続」と「脱原発」に二分され、第三の選択肢=新型原発*1がほとんど無視されていることです。

そもそも、地球内部における放射性元素の崩壊(→地熱)が人類の生存を可能にしていることを考えると、原子力発電も「広義の自然エネルギー」であり、頭から否定することは適当とは言えません。

原子力発電は、

  • 運転中・事故発生時の安全性
  • 使用済み核燃料・放射性廃棄物の量と管理
  • 核拡散(核兵器の材料)

などの問題を抱えていますが、これらは従来型の政策、すなわち大型軽水炉+再処理に起因するところが多いと言えます。第二次大戦後に原子力潜水艦の動力源として軽水炉が実用化されたことと、核兵器材料が必要とされたことが、これらの問題の少ない他の型の開発の芽を摘んでしまったということです。

ウラン燃料では、東芝の小型高速炉や、ビル・ゲイツテラパワーTWRがこれらの問題解決になり得ます。

原子力と50年「服部禎男」大激白 「超小型原子炉」なら日本も世界も救われる!

原子力と50年「服部禎男」大激白 「超小型原子炉」なら日本も世界も救われる!


Bill Gates on energy: Innovating to zero! - YouTube

ウランではなくトリウムを燃料とすることも問題解決につながります。TWRを本命として推進してきたテラパワーも、トリウムを選択肢に加えたと報じられています。

“Don't throw the baby out with the bathwater”という諺がありますが、「原発」と一括りにして問題の少ない新型原発までまとめて葬り去るのは論理的とは言えません。

一方、技術力があるにもかかわらず、成長戦略で新型原発の可能性を追及しないのも解せません。

エネルギー分野で日本が立ち遅れることが懸念されます。

トリウム原子炉の道 世界の現況と開発秘史 (朝日選書)

トリウム原子炉の道 世界の現況と開発秘史 (朝日選書)

平和のエネルギー―トリウム原子力 ガンダムは“トリウム”の夢を見るか?

平和のエネルギー―トリウム原子力 ガンダムは“トリウム”の夢を見るか?

平和のエネルギートリウム原子力II 世界は“トリウム”とどう付き合っているか?

平和のエネルギートリウム原子力II 世界は“トリウム”とどう付き合っているか?

トリウム溶融塩炉で野菜工場をつくる-北海道中川町の未来プロジェクト-

トリウム溶融塩炉で野菜工場をつくる-北海道中川町の未来プロジェクト-

  • 作者: 亀井敬史,高見善雄,西川有司
  • 出版社/メーカー: 雅粒社
  • 発売日: 2012/03/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 8回
  • この商品を含むブログを見る

 

関連記事

*1:コンセプトそのものは昔からありました。