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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

地味ながら注目される医療の情報化の一手

社会保障

官僚は政策に係る重要な案件を、さりげなく審議会等に示すのが好きですが、昨年末の厚生労働省の検討会では、医療の情報化についての提案がされています。

各医療機関の医療機能に対して、病棟単位で医療機能(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)と、提供している医療の機能や特性、人的な体制、構造設備などの病床機能について都道府県への報告を求めるものです。

これらの情報を既存のレセプト情報・特定健診等情報データベース(ナショナルデータベース:NDB)に追加することで、

各医療機関からの報告により得られた情報を関係者が活用し、 

①将来的に、各医療機能を報告する際の定量的な指標の設定 

②地域医療ビジョンにおいて、地域ごとの各医療機能の将来の必要量の推計 

③医療機関自らが、人員配置や提供している医療の内容をもとに地域で担う役割の選択 

などの目的に役立てようとするものです。 

「医療のビッグデータ」の思い違い】と【医療とビッグデータ・追考】では、各健保・国保にデータ分析を求めるデータヘルス計画は費用対効果が低いため、NDBの整備・活用に注力すべき、と書きましたが、さすがに厚労省は分かっています。

医療とその周辺分野を巨大なビジネスチャンスと思い込んでいる経済界と経済官庁が、派手だが無用な提案をしている、というのが現実のようです。