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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

佐村河内守と浅田真央

ソチオリンピックの女子フィギュアスケートは、 ロシアのアデリナ・ソトニコワが金メダル、韓国のキム・ヨナが銀メダルで、日本の浅田真央ショートプログラムの失敗が響いて6位に終わりました。

ここで問題にしたいのは、これまでの日本国内における浅田の過大評価・キムの過小評価の空気です。前回バンクーバー以降の実績を素直に見れば、キムの実力や安定度が浅田を上回っていることは明らかでしたし、国内でも安藤美姫に比べた浅田評は高過ぎたと言わざるを得ません。

www.cyzo.com

gendai.ismedia.jp

メディアが過剰に持ち上げてきたことで思い出されるのが佐村河内です*1。おそらく、怪しいと感付いていた人もいたのでしょうが、「売れる・カネになる」という現実を優先して冷静な評価を封印していたのでしょう。浅田も周囲の「大人の事情」が、客観的評価・報道の妨げになっていたように思えます。その反動として、森元首相の本音が出てくるわけです。

www.huffingtonpost.jp

キムについては逆で、「韓国憎し」が客観的評価を妨げてきたことは明らかに思えます。

business.nikkeibp.co.jp

仮に採点に疑惑があったにせよ、その「加点」を差し引いても、キム>浅田であったことは否定できません*2。キムが大きなミスを犯さない限り、浅田の勝機は乏しかったというのが現実でしょう。

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嫌いな敵を過小評価することによる失敗は、大東亜戦争で経験済みのはずですが。

注意したいのは、第三者(国)からは、日本人の「キムの実力否定」が「現実否定→revisionism」に見えることです。「日本人は韓国を不当にバッシングしている」というイメージを第三者(国)に持たれることは、慰安婦問題などでのオウンゴールにつながります。

日本選手を応援する熱い気持ち(warm heart)は大切ですが、冷静なマインド(cool head)を失なっては、国際社会における情報戦に敗北してしまいます。

totb.hatenablog.com 

余談

解説を聞いていると、八木沼純子の好みが高橋大輔羽生結弦であることがよく分かります。 

追記

浅田にとって不運だったのは、技術の難易度が高まったことを反映して、採点方法が悪く言うと「あら探し」のように変更されたことです(そうしなければ差を付けられない)。

  • 浅田:ジャンプの天性の才能がある→細部を気にしなくても跳べる→雑なジャンプになる→新採点方式では減点される→以前ほどぴょんぴょん跳べなくなる
  • キム:浅田ほどジャンプが得意でない→オーサーが細かい基本を叩きこむ→減点されないジャンプが跳べる

素人目では浅田>キムであっても、細部の完成度を重視する採点ではキム>浅田になってしまうわけです。

最近では、村上佳菜子も同じことで苦戦しています。

『チーム・ブライアン』を読むと、キムは勝つべくして勝ったことに納得できるでしょう。"IF"の話ですが、浅田が早い時期からオーサーの指導を受けていれば、かなりの確率で金メダルを獲れていたでしょう。

チーム・ブライアン

チーム・ブライアン

参考記事

www.businessinsider.com

www.businessinsider.com 

徹底取材第2弾 佐村河内守の「正体」【文春e-Books】

徹底取材第2弾 佐村河内守の「正体」【文春e-Books】

魂の旋律-佐村河内守

魂の旋律-佐村河内守

*1:もちろん、佐村河内と違って浅田の実力は本物ですが。

*2:ロシアでは「裏工作」ができなかったことが、金を逃した理由でしょうか。