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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

高学歴女子が示す非婚化の構図

人口・少子化

これまでの記事では、日本やアジア諸国で進む非婚化の構図が

  1. 女は結婚相手に「自分と同等以上」を求める傾向がある(merrying up)
  2. 男女の社会的地位(教育水準や雇用環境等)が同等化した

1&2⇒女の要求水準を満たす男が減少

であることを説明しましたが、それを裏付ける記事が掲載されています。


東大卒女性の結婚相手は、7割が東大卒? | 女性差別?男性差別? | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

いまだに結婚は女性にとって、相手を通じた階層上昇という「生まれ変わり」になりうることがわかります。

ただ既存の調査を見る限り、依然として「女性の」学歴上昇婚の要素のほうが強いのではないか、と思われるのです。 

自分のレベルが上昇するとは、相手のレベルが相対的に低下することです。「自分のレベルアップ」の代償が「自分以上の相手の減少」とも言えます。何かを得るためには何かを失わなければならないということです。


実例集 友だちできない、夫がバカに見える、満足できない 勉強できすぎる女子たちの孤独と不幸 | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

「…自分より高学歴な男性は少ないし、自分が高収入だと、それを上回る男性もなかなか見つからないからです」

勉強ができることは、生きていく上で一つの武器となる。しかし、それは女性にとっては諸刃の剣になることを、彼女たちの告白は物語っている。

もちろん、個々には「自分のレベルアップ」と「自分と同等以上の相手ゲット」を両立させる女(勝ち組)もいますが、世代全体では両立は不可能です。非婚化の進行は、多数の女がないものねだり・高望み(非現実的な要求)していることを示しています。

「高望み」という表現に「女バッシング」と短絡的に反応する人がいますが、男と女のミスマッチの現状を客観的に表現しているに過ぎません。

また、「女の社会的地位上昇」という説明に対して「現実の社会では未だにおっさんの価値観が支配的であり、女は弱者」と反論する人もいますが、これは水準と方向を混同しています。現状が完全な男女均等化に程遠いことは事実ですが、雇用機会均等法前に比べれば多大な改善が進んだことは間違いありません。

おそらく、このような人々は、現状への不満(感情)が論理や現実認識に先立ってしまうのでしょうが、それによって(女性手帳バッシングのように)少子化対策の議論が妨害されているとすれば困ったことです。論理よりも感情が優先されがちな日本社会の悪しき一面でしょうか。

シンガポールのように、感情ではなく事実と論理に基づいた議論を進めてもらいたいものです。

 

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