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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

外国人労働者と日本の「終了」

政治・歴史・社会

1990年代後半以降の日本経済の失敗は、企業の「三つの過剰」の解消、すなわち負債・設備・雇用の削減を正しい処方箋としたことが、経済全体ではマネーストック減少、生産力削減、失業増加圧力となったことに一因があります。企業の目先の利益追求を国策として推進したために、日本社会全体の長期の利益が損なわれたわけです。

もっとも、政府・財界が進める外国人労働者受け入れは、それをはるかに凌ぐ破壊力の近視眼的政策と言えます。*1

中東諸国やシンガポール外国人労働者への依存が「成功」しているとされていますが、それは移民ではなく出稼ぎ労働者として扱い、権利を厳しく制限しているためです。日本はこれらの国々の真似はできないでしょう。

「寛容」なヨーロッパは外国人は移民として受け入れたものの、結局は「話の通じない人」が溢れることが社会問題化しています。

外国人が日本で子供を産めば、その子供が日本社会のコスト(教育etc.)になることも考慮する必要があります。ヨーロッパで暴動を起こしているのは、二世や三世とそれを利用する活動家です。

若者を中心に起こされた暴動は「移民政策の失敗が引き起こした悲劇」というレッテルを貼られ、それ以上の追求を許さない雰囲気になってしまいました。私がスウェーデンに来て感じたのが、純スウェーデン人や他の先進国から来た白人は、有色人種・発展途上国の人間に対してすごく立場が弱いのではないかということです。

逆差別とでもいうべき現象が起こっていて、そのために一部の移民はスウェーデンに対して「もっともっと!」と要求するようになってしまいました。

ヨーロッパでは、各国の独自文化や共同体の破壊を理想とするエリートが移民大量受け入れを推進しましたが、日本のエリート(?)も同様の反国民主義に憑りつかれているのでしょうか。*2

数十年後には、スリランカマレーシアフィジーのように民族間の緊張が常態化するか*3、外国人の二世・三世が「先祖は騙されて連れてこられて奴隷的労働を強制された」「日本政府は謝罪・賠償せよ」と騒ぎ出すかもしれません。

そうなっても、政策推進者は誰も責任を取らないことは確実です。

 

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*1:石仮面を被って「人間をやめた」ディオのように、二度と元には戻れないということです。

*2:というよりも、「社会など存在しない」と言ったサッチャー的な新自由主義思想に近いと思われます。

*3:作家の石川好は、大量の外国人を受け入れて、民族集団同士が差別・対立する社会にするべき、と主張していました。