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「女は下」発言を糾弾することの不毛さ

慰安婦問題を捏造した朝日新聞が、三重県の漁業者が「性差別主義者」であるかのように報じたことが話題になっています。*1


「古い人間だから、女は下」 女性参画目標で異論 三重:朝日新聞デジタル


「女は下」発言、三重県漁連会長が説明 HP掲載の全文:朝日新聞デジタル

ここで注目しなければならないのは、【日本の女が(相対的に)幸せな理由】で説明したように、男と女では(集団的傾向として)仕事の好みと適性に違いがあるため、一部の業種では極端な男優位・女優位が生じることです。

危険を伴い荒っぽい作業も必要な漁業*2は、男優位の典型の一つです。男女平等先進国とされる北欧諸国でも、漁業労働者の9割以上は男です。

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このような職種では、肉体的・体力的に劣る女が「甘く見られ」てしまうことは仕方がないことです(男子プロスポーツに女子選手が参戦するようなもの*3)。三重県漁連会長は、「男の仕事」の漁業では、女が対等に扱われることは難しいという現状を率直に語ったに過ぎません。

例えば、課長を女性にした場合、浜に入札にいったときによそに対抗できるかというと、よっぽどでないと対抗できない

逆に、女優位の職種では、男が正当に扱われず、居心地の悪い思いをすることが珍しくありません。どっちもどっちなのですが、なぜかこちらでは女が「差別主義者」と糾弾されません(それどころか、男が異常者扱いされることも)。


トイレすらなく、暗に入社拒否も 男性保育士の労働環境 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版


「ロリコンでしょう」男性保育士に向けられる理不尽な視線 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版

漁師も保育士も、男女比が1:1になるとは考えにくいため、それぞれ男カルチャーと女カルチャーが存在し続ける可能性が高いでしょう。生物学的差異に起因するカルチャーの違いを「差別」と捉えて糾弾することに建設的な意味があるとは思えません。

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イデオロギーに基づく糾弾ではなく、労働力不足対策と出生率向上を両立させる効果的な政策を提案してもらいたいものです。*4

*1:文脈を無視して発言の一部を切り出し、「差別」として糾弾する手法は、柳澤厚生労働大臣(当時)の「女は産む機械」発言と共通します。柳澤大臣は「出産可能年齢の女が減少する局面で出生数を維持するためには、一人当たりの出産を増やしてもらわなければならない」が「機械生産する工業製品の場合、機械の台数が増やせないのであれば、一台当たりの生産数を増やさなければならない」と本質的に同じであることから、たとえとして「機械」と言ったに過ぎません。「女の人格・人間性を否定する暴論」という批判は悪質な言い掛かりです。

*2:例:まぐろ漁船

*3:例:ナックル姫

*4:日本の女が(相対的に)幸せな理由】では、オランダと福井県が参考になるのではないか、と考察しています。