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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

日本企業のマングース化

沖縄や奄美では、ハブ退治の目的で放たれたマングースが、ヤンバルクイナアマミノクロウサギなど在来生物を襲って食べてしまうことが問題になっています。

www.ufugi-yambaru.com

同じリターン(食事)を得るのであれば、ハブと戦うリスクを冒すよりも、無リスクのヤンバルクイナを襲うことが合理的です。マングースをインドから持ち込んだ東京大学教授の思惑は、大外れに終わりました。

ところで、アベノミクスでは、日本企業が積極的に海外に打って出て、日本経済を成長させることが期待されています。

www.mofa.go.jp

成長戦略」では,日本の企業や人が積極的に外市場に打って出るとともに,「世界のヒト,モノ,カネ」を日本に惹きつけることで世界の経済成長を取り込み,日本の成長につなげていこうとしています。*1

しかし、最近の輸出や設備投資の動向からは、政府の期待に反して輸出企業が「笛吹けども踊らず」になっている可能性が示唆されます。

totb.hatenablog.com

円安ウォン高に乗じて韓国企業からシェアを奪還することも期待されていますが、羹に懲りて膾を吹くようになった日本企業に、円高ウォン安時の韓国企業のような勢いは見られません。

www.zakzak.co.jp

totb.hatenablog.com

昨日の記事にも書きましたが、輸出企業はリスクのある国内生産能力増強→輸出よりも、リスクの小さい人件費削減によって利益を確保する傾向を強める可能性があります。

という構図です。円安ウォン高の追い風があるとはいえ、韓国企業と勝負するよりも、人件費を削減するほうがリスク/リターン効率は高そうです。企業が労働者に対して容赦のない"predatory behavior"を取るようになったことは、多くの人が実感しているでしょう(極端な例がブラック企業)。

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増益でも人件費を増やさない現象は、非製造業にも伝染しています。

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リフレ派が主張していたように、「インフレターゲット量的緩和」でこの状況を打開できればよいのですが。

アニマルスピリット

アニマルスピリット

*1:強調は引用者