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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

金持ちは強い通貨がお好き

ウォール街で20年生きてきたアルファブロガー」が変なことを書いています。


円安歓迎ムードは間違い 通貨価値の下落と国家の衰退はセット - ZAK×SPA! - ZAKZAK

国家としての衰退が先で通貨価値が下がるのか、あるいは通貨価値が下がったために国家として成立し得なくなるのか、そのあたりはワタクシにはわかりませんが、いずれにせよ通貨価値の下落が国家の衰退と密接に関連していることがわかります。ここでは当然、通貨価値が下がることが問題になっているわけで、通貨価値が上がっている間に衰退した政府は日本にもないのです。

為替レート減価が経済にプラス、増価がマイナスに働いた例は世界史上に山のようにあります。下はその一例です。

イギリス 繁栄のあとさき (講談社学術文庫)

イギリス 繁栄のあとさき (講談社学術文庫)

16世紀前半のイギリスは、猛烈な通貨の品質低下を引き起こしたため、ポンドの評価が下がり、毛織物輸出が空前のブームとなった。羊を飼うための「囲い込み」が展開したのも、このためである。しかし、当時、グレシャムは、国王の買付け係としてアントワープに駐在していたため、「弱いポンド」に手を焼き、帰国後は、ポンドの品質向上を主張した。グレシャムによる改革が、16世紀後半のイギリスに大輸出不況をもたらすきっかけになったのは、当然であった。

閉鎖経済においても、通貨価値を下げる→マネーストックを増やす→経済活動活発化の例があります。

アルファブロガーは、デフレ期に「強い円」を志向した日本銀行の逆噴射総裁と同じ思考のようです。

強い円 強い経済

強い円 強い経済

そもそも、量的緩和の仕組みも理解していないようです。

現在日銀が大量に国債を引き受けて、その結果大量に円が流通し円安になっている。

日銀が国債の大量買い入れと引き換えに供給した資金は、日銀当座預金に積み上がっており、市中に流通しているわけではありません。「異次元の金融緩和」以降、マネーストックの増加額は、マネタリーベースの増加額を下回っています。

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国王(やアルファブロガー)のような金持ちは、一国の経済よりも、自分の購買力が高まることに関心があるようです。