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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

[グラフ]国債・日銀当座預金・マネーストック

日本銀行の量的・質的金融緩和の国債市場への影響の大きさをグラフで確認します。

日銀の国債等(国債、財投債、国庫短期証券)保有額は、2012年9月・10月の金融緩和強化以降急増していましたが、それが2013年4月のQQE開始によってさらに加速しています。代わりに、預金取扱機関(銀行等)の保有額が減少に転じていますが、これはQQEの中心が「銀行等から国債を買い入れて日銀当座預金を増やす」ことの反映です。

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2013年3月末と2014年6月末の国債等の残高を比べると、合計は+93兆円、うち日銀+126兆円、預金取扱機関-66兆円、その他計+33兆円です(日銀預け金は+118兆円)。日銀が国債の増加分以上を買い込んでいることが分かります。

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そのため、日銀当座預金の増加額はマネーストックの増加額を上回っています。

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財務省OBは、日銀によるマネタイゼーションとの誤解を避けるために消費税率引き上げが必要と唱えています。

東海東京フィナンシャル・ホールディングスのグローバル・アドバイザリー・ボードで8月から議長を務める内海氏(80)はインタビューで、「消費増税を見送った場合を考えると恐ろしい」と発言。財政再建を怠れば、日銀による巨額の国債購入が政府債務 を紙幣増刷で埋め合わせるマネタイゼーションではないかとの疑念を呼び「国際的に説明がつかなくなる恐れもある」と懸念を示した。*1

日銀の国債大量買い入れは、マネタイゼーションではなく、国債等の保有者を銀行から日銀に代えることで予想インフレ率と実体経済に多大なプラス効果を生じさせることが目的でしたが、さて、そうなっているでしょうか。

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*1:[引用者注]多くの国民の反発を押し切るために「外国の目」を持ち出すところは、体制側も反体制側(例:慰安婦)も同じです。