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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

日本の「負の世界遺産」

ユネスコ世界遺産委員会で「明治日本の産業革命遺産」の登録が決定される際の、日本代表の問題発言です。

www.youtube.com

31:20~

a large number of Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions

それに対する韓国代表の発言は33:00~(特に35:05~)。日本が徴用工を"victim"と認めたとすることに成功しています。早速、アリランニュースでは"Japan's wartime industrial sites added to UNESCO"と報じています。 

www.sankei.com

誰が聞いても「負の世界遺産」です。

ちなみに、下は河野談話の英訳の一部。

they were recruited against their own will, through coaxing, coercion

多くの日本人の意に反しているように思えますが、「強制連行・強制労働」を認めてでも、地元の観光振興(特に韓国人観光客増)による地方創生を図りたかったのでしょうか。

www.sankei.com

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負の世界遺産 (洋泉社MOOK)

負の世界遺産 (洋泉社MOOK)

追記

日韓の英語解釈論争ですが、

www.sankei.com

英紙には韓国側の主張に沿った"slave labour", "forced labour"と書かれてしましました*1。「産業遺産」よりも「強制労働の負の遺産」のイメージが世界に拡散中です。

www.telegraph.co.uk

www.theguardian.com

日本政府は「"labour"ではなく"work"なので強制労働は意味しない」とのスタンスのようですが、

www.sankei.com

前後の"were brought against their will"と"under harsh conditions"と合わせると、「強制労働」をイメージするのが自然でしょう。

www.sankei.com

与野党議員が疑問の声を上げるのは無理もないことで、やはり「forced」を「働かされた」と訳すのは、内向きの解釈に過ぎず、「強いられた」という意味から「強制」を連想する方が自然な反応だろう。 

ナチスの収容所の有名な標語"Arbeit Macht Frei"の英訳も"Work sets (makes) you free"です。

www.telegraph.co.uk

*1:外務省がTelegraphに抗議して"slave labour"を撤回させたそうですが、日本政府が避けたかった"forced labour"に置き換わっただけです。