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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

我々の老後が貧しくなるのは誰の責任?

社会保障

将来の高齢者(=現在の中年以下の世代)が貧しくなるのは、現在の高齢者のためであるとする主張です。 *1

blogos.com

将来の老後においては、「全ての贅沢は自己責任」に変わる可能性が高い。しかし、ならば現在の老人だけを優遇する社会保障制度は著しく不平等であり、理不尽である。過去の政治に対して責任の軽い我々以下の世代が、なぜ自殺に追い込まれなければならないのか。

今すぐにでも老人の年金と医療費を3割カットすべきだ。*2

しかしながら、この主張に問題があることは、過去記事で指摘済みです。

totb.hatenablog.com

単純化すると、将来の高齢者が貧しくなるのは、その時点における現役世代、すなわち高齢者の子や孫が激減するためです。もちろんその原因は、将来の高齢者、すなわち現在の中年以下の世代の出生率が低いことにあります。

1950年生まれの女は平均2強(≒人口置換水準)の子を産みましたが、1980年生まれ以降では約1.4人しか産まないと予測されます。

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自分たちが選んだ「非婚・無子」の生き方の帰結(貧しい老後)を親の責任にするとは、親不孝者が増えて来たようです。*3*4

*1:この記事の著者は1995年に大学を卒業しているので、現在40代のようです。

*2:強調は引用者。

*3:「現在の経済環境では子を産み育てられない」という言い訳がありますが、昔の方がはるかに貧しかったことは明らかです。結婚相手や教育・子育てに関する要求水準を高めた結果が、非婚化・少子化です。

*4:自分たちが要求した男女同等化が少子化をもたらしたことを、政府や男社会に責任転嫁するリベラル派/フェミニストと同じ思考形態です。