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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

MBは増えるがインフレ率は下がる(スイスのケース)

マネタリーベース増加がインフレ率を上昇させるのか、スイスのケースを見てみます。

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マネタリーベースはGDPの約70%(日本とほぼ同じ)に激増していますが、コアインフレ率は再びマイナスに落ち込んでいます(デフレ)。

バブル崩壊後の利下げが緩慢だったことが日本がデフレに落ち込んだ原因であるとする批判があります。しかし、スイスの中央銀行SNBリーマンショック後に速やかに利下げしましたが、デフレ転落を阻止できませんでした。現在の政策金利はマイナスです。

The Swiss National Bank (SNB) is leaving the target range for the three-month Libor unchanged at between −1.25% and –0.25%. The interest rate on sight deposits with the SNB remains at –0.75%.*1

10年国債(連邦債)金利までマイナスというすごいことになっています。

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デフレから脱却できないのは、

  1. SNBのマネタリーベース(当座預金)供給が少なすぎる
  2. SNBの「本気度」が信用されていない(「期待」の問題)
  3. そもそもブタ積み増加にインフレ効果はない

のどれでしょうか。 

totb.hatenablog.com

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*1:SNBの2015年9月の四季報より。