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継父は実父よりも危険

血が繋がらない“父”による幼児虐待・殺害事件が起きてしまいました。

www.sankei.com

法政大学の越智啓太教授(犯罪心理学)は、今回のように、自分と血縁関係がない子供と同居している場合、「『他人の子』という意識が働き、愛着が持てない。さまざまなストレスのはけ口にされやすい」と指摘。

このような事件は、哺乳類(特に霊長類)として“自然”な行動だと思う人も多いでしょう。

家族進化論

家族進化論

ネズミのオスの子殺し行動は、そのオスが交尾をしたメスの産んだ子どもに対して抑制される。

オスによる子殺しは、哺乳類のなかでも霊長類にもっとも多くみられる行動である。

オスが父性を完全には確立できていない、あるいは父性を完全にはあいまい化できていない種のゴリラとチンパンジーで子殺しが起きているのである。

一方で、「実父のほうが危険」というイメージを広めたがる人もいます。

toyokeizai.net

実父と継父・養父を比べると、実父による暴行や殺人事件の方が多いそうなのです。*1

実父と継父・養父のどちらが危険かは、事件の発生率で比較しなければ分かりませんが、Daly & Wilson (2001)の"An assessment of some proposed exceptions to the phenomenon of nepotistic discrimination against stepchildren"によると、1974-90年にカナダで発生した“父”による幼児殺害事件の発生率は、血の繋がりの有無によって123倍も違っていたと報告されています。つまり、子供にとって、母親が「遺伝上の父」とは別の男と暮らすことはリスクファクターということです。やはり、人間の男も「自分の子と他の男の子」に対する態度が違う動物ということでしょう(シンデレラ効果)。

どちらかと言うとリベラルな人ほど、この「不都合な真実」を否定、あるいは黙殺したがる傾向にあるようですが、それは人間には変えられない「本性」が存在することを認めたくないからでしょう。本性の存在を認めると、非婚化の主因が女の上方婚志向にあることや、性別分業が“自然”であることまで認めざるを得なくなってしまいます。

現実的な左翼に進化する 進化論の現在 (シリーズ「進化論の現在」)

現実的な左翼に進化する 進化論の現在 (シリーズ「進化論の現在」)

  • ダーウィニアン・レフトは以下のことをすべからず。

人間の本性の存在を否定すること、ならびに人間の本性は元々よいものである、あるいは限りなく変えられると主張すること

先進国社会が軒並みおかしくなっている一因が「人間の本性の存在の否定」にあることは、ほぼ間違いないことでしょう。

*1:[引用者注]この程度の思考力でも、「子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げ」られるようです。