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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

北欧は「凍土の王国」?

政治・歴史・社会

リベラルな人(狐?)たちが威を借りていた「理想の王国」北欧(虎)の化けの皮が剥がれつつあります。 

bylines.news.yahoo.co.jp

「北欧」という言葉には、現実を直視しにくくする魔力がある。自分たちの一方的な思い込みで、「想像と違った」となっても、それはノルウェーや「北欧」の人々が意図して招いた結果ではない。

www.sankei.com

www.bbc.com

難民収容施設での深刻なトラブル。

www.thelocal.se

フィンランド*1では「愛国者」による自警団まで登場する始末です。*2

www.reuters.com

一見すると「差別的な極右が人種対立を煽っている」ようですが、実はリベラルこそ本質的には差異主義的であると、エマニュエル・トッドはフランスについて分析しています。

シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 (文春新書)

シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 (文春新書)

  • PSは客観的に外国人恐怖症である。不平等主義的な人類学的構造に根ざしているこの党は差異主義であり、すべての移民の子供がネイションの一員になることを本当には望んでいない。
  • FN 支持の選挙民は主観的に外国人恐怖症である。平等主義的な人類学的構造から生み出されているこの選挙民は、移民が体現する具体的な差異の存在に我慢がならない。*3

(PSは社会党、FNは国民戦線) 

社会党は社会統合を語るそばから、自らの経済政策によって隔離を実現することを選んでいるのである。 

「フラン高政策、ユーロへの前進、ユーロの防衛」などの社会党の経済政策は、特に移民の若者を「失業状態に閉じ込める」ものです。つまり、言葉ではなく行動から判断すると、様々な面から国民国家の統合を弱めようとするエスタブリッシュメントは、国民(移民を含む)が分断(差異化)された社会を目指しているということです。

アパルトヘイト南アフリカには、自由主義的・民主主義的ルールにしたがって申し分なく機能する平等な市民の集合体があったのだけれども、その自由や民主主義は被支配者たちが存在するという条件でのみ成立していた。

人種差別時代のアメリカと同じだ。アメリカでは、白人グループ内の平等が、アメリカ原住民および黒人に対する支配によって保障されていた。 

一方の国民戦線は、エスタブリッシュメントが推進する国民国家解体・階層社会化に抵抗する人を引き付けているわけです。実際、現在のFNは「フランスに同化しない移民」には反対しているものの、外国人一般を差別しているわけではありません(←平等主義)。*4

このトッドの分析は、北欧諸国にも当てはまるでしょう。

北欧が推進してきたリベラル政策の柱の一つ「移民受け入れ・多文化共生」が荒唐無稽な代物だったことが明らかになったことは、もう一つの柱「男女同等化」の正当性にも疑念を生じさせます。北欧信者には、北欧の男女同等化の実態も直視してもらいたいものです。*5

人間は社会をどのようにも変えられるという考えがあるが、これは知られている限りでは長期的に成功した試しがない。

totb.hatenablog.com 

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凍土の共和国―北朝鮮幻滅紀行

凍土の共和国―北朝鮮幻滅紀行

*1:共和制

*2:敗戦後の日本で大暴れする第三国人に対抗した「自警団」を想起させます。

*3:強調は原文では傍点。

*4:国民戦線支持者には同化した移民や二世・三世もいます。

*5:これについては別記事を予定。