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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

[グラフ]ソロスチャート・他

マイナス金利導入という新手の「金融緩和」にもかかわらず、株安・円高が進んでいます。円は対ドルで一時110円台までしました。

www.sankei.com

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そこで、リフレ派が好んで使ういわゆる「ソロスチャート」が円高を示しているのかを見てみます。

プラザ合意以前は、為替レートとマネタリーベース比が大きく乖離しています。

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そこで、よく使われるのが為替レートとマネタリーベース比が収斂した1988年以降です。

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しかしこれでも、日本の量的緩和期とリーマンショック後の日米の量的緩和期の乖離が目立ちます。

そこで、アベノミクスの「成果」をソロスチャートで示すために使われる手が、別々の目盛を使うことです。

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ところが、これでも2015年以降は乖離が拡大する一方です(直近の円高は乖離をさらに拡大)。「マネタリーベースの増加は通貨安をもたらすという結果」にはなっていません。

gendai.ismedia.jp

2013年から日銀のQQE(量的質的緩和)政策が始まり、日本のマネタリーベースが急増したことを考えると、マネタリーベースの増加は通貨安をもたらすという結果は変わらないことがわかる。

おおよその水準感の判断にソロスチャートよりも有用なのが、実質実効為替レートです。 円の実質実効為替レートは変動相場制移行後の最安水準に低下しており、経験則からは円安方向よりも円高方向に戻りやすいと言えます。

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訪日外客数の激増の一因(主因?)は、円が過小評価されていることにあると考えられます。安過ぎるのであれば、いずれ修正されるはずです。

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ソロスチャートから導かれた均衡値まであと約10円高になるでしょうか。

現状のドル円レートの水準(1ドル=121円前後)は、均衡値から約15%程度、円安方向に乖離していることがわかる(よって、推定誤差を考えると、現在の均衡値は1ドル=103~105円ほどになる)。

そのため、ドル円レートがこの不均衡を解消する方向に鞘寄せされていくのであれば、今後は円高方向で推移する可能性が高いということになる。 

余談

政府は「45 年ぶりに訪日外客数と出国日本人数が逆転」したことを肯定的に捉えているようですが、日本が外国に比べて相対的に貧しくなっていくことがそれほど嬉しいのでしょうか。

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www.zakzak.co.jp

最近、訪日する中国人男性に、ひそかな人気スポットとなっているのが、この泡沫王国を始めとする各種性風俗店だ。

ともあれ、中国人男性は日本の風俗産業にとって得意客であることは間違いない。

昔の韓国がキーセンツアーで外貨獲得を図ったことを想起させる事態です。