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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

「稼げないオトコが結婚できない理由」は日本の男が真面目に働くこと

「生物学的な男女差は存在しない」を持論とする教育社会学者の舞田が例によって独特のデータ解釈をしています。*1

「日本の女は賃金面で不当に差別される→女が結婚相手となる男に高収入を期待するようになる」という因果関係を主張していますが、この解釈がおそらく誤りであることは下の記事で検証済みです。

totb.hatenablog.com

これはブラック企業の問題と同じ構図です。ブラック企業が蔓延するのは、不当な労働条件に耐えて「働いてしまう」労働者が多数存在するためです。

どうも日本人には「相手の要求に応えようとする」「厳しい仕事でもつい頑張ってしまう」国民性があるようで、それが企業に「従業員をブラック労働させられる」との期待を持たせてしまいます。逆に、いい加減な国民性の国では、ブラック労働に耐えられる従業員を確保できないため、企業も最初から期待しません。*2

news.mynavi.jp

ブラック企業はない」という回答が多く、「そもそも労働者が労働時間を守らない」という日本では驚きの事情も寄せられた。それはそれで、企業が大変なような気もするが……。

結婚に話を戻すと、男がいい加減にしか働かない国では、女は「男は頼りにならないから、自分がもっと働いてもっと稼がなければならない」と考えるため、男女の収入格差は小さくなります。逆に、日本の男は外国の男に比べて真面目に働くために、女は「夫が稼いでくれるから自分は無理して稼ぐ必要はない」と考え、結果的に男女の収入格差が拡大します。

収入格差だけを見ると日本は女が不当に差別される国ですが、その実態は「男が女の期待に応えてよく働く国」です。だから、男よりも女の幸福度が高くなるのです。*3

totb.hatenablog.com

www.bbc.com

「真面目によく働く」は個々人にとっては美徳ですが、そのような人々で構成される社会では、個々人に要求される水準も高くなるため、必ずしも幸福度は高まらないという皮肉な事態が生じています。日本の経済社会の問題の多くは「個々が頑張り過ぎる」ことに起因しているように思えます。*4

totb.hatenablog.com

totb.hatenablog.com

totb.hatenablog.com

totb.hatenablog.com 

totb.hatenablog.com

*1:社会学とは、社会の事象について自分に都合の良い因果関係をでっち上げる“学問”(詭弁術?)のようです。

*2:もちろん、0か1ではなく程度の問題です。

*3:男が揃っていい加減になれば、男女の収入格差は縮小する代わりに、女の幸福度は低下するでしょう。それが舞田が理想とする男女平等社会です。

*4:日本の名目GDPが1997年度のピークを超えられない主因でもありそうです。20年近くも賃金と価格を押し下げる「1億総我慢比べ」をしていることが名目成長を阻害していますが、日本人のように生真面目でない国民には耐えられないでしょう。