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Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

「職業別・年収別の未婚率」と女の上方婚志向

人口・少子化

舞田の解釈は例によって出鱈目ですが、データは参考になるので取り上げます。

president.jp

医師は性差が大きくなっています。男性が6.1%なのに対し、女性は28.7%です。高収入ということがあるでしょうが、超激務ゆえに家事・育児との両立が困難なためと思われます(女性)。

女が大黒柱になって夫に家事・育児を任せれば済む話です。それをやらないのは、女に「自分未満の男とは結婚しない」上方婚志向があるためです。

  • 男性は、年収が高い職業ほど未婚率が低い。
  • 女性は、年収が高い職業ほど未婚率が高い。

建前は別として、結婚の統計からは旧来のジェンダー観が未だに根強いことが見えてくる。口先の意見ではなく、人間が実際にどう動いているかの統計は、本当に正直です。

"I agree with the second part"ですが、「旧来のジェンダー観」は社会的に作られたものではなく「人間の本性の反映」です。

類人猿など他の哺乳類では、子育ては雌の役割で雄は関与しないのが一般的ですが、人間は直立二足歩行の副作用で子育てが困難化したため、女が自分と子供を保護させるために男をセックスと引き換えに取り込み、核家族が成立したと考えられています。「男は与える/女は受け取る*1」が人間にはビルトインされているので、女は「自分より上」の男を求めるのです。

人間性はどこから来たか―サル学からのアプローチ (学術選書)

人間性はどこから来たか―サル学からのアプローチ (学術選書)

男の方が女より配偶相手を選り好みしない傾向が認められる。

結婚の第一義的な意義が繁殖にあるのは自明である。

多くの社会で、配偶者の選択の基準は男女で異なる。新夫に求められる資質は、「よき提供者」たることで、将来経済的・社会的に高いステータスにつくことが求められる。

www.j-cast.com

舞田は

働いて家計を支えるのは女性という社会もあるのですよ。第6回『世界価値観調査』(2010~14年)によると、タイでは、30~40代の有配偶女性の56.8%が、自分が「主たる家計支持者」と答えています(ドイツは27.1%、アメリカは20.1%)。

と、女が男を養うことは不自然ではないと主張していますが、タイでも高学歴の女は「下の男」との結婚を避けるようになっています。

jbpress.ismedia.jp

女性の高学歴化による社会進出拡大で晩婚化、未婚化が急増していることが背景にある。

彼女によると、タイ、特に都市部の高学歴の女性は本当に結婚しないという。

彼女曰く、「皆、結婚したくないのではない。だけど、特にタイの男性は働かないし、女性が家計を支えて働いているケースも多い。タイに理想の相手がいないだけ。今の生活を切り詰めてまで、という結婚願望がないとも言えるかな」とあっけらかん。 

その結果、合計出生率は急落して近年では1.5前後、バンコクなど都市部は香港並みの超低水準です。

リベラルの理想郷・北欧でも女は上方婚志向です。

www.sankei.com

優秀な女性が自分以上の男性を探すため、ミスマッチが起こり、晩婚化がますます進んだようです。この女性の経済的自立も離婚率をあげた原因だろうとのことでした。「女性の地位向上、男女平等が進むと少子化が進むのです」とおっしゃったのが印象的でした。

北欧では自国の男では満足できなくなった女は他の先進国のハイスペック男と結婚し、あぶれた男はタイなど途上国の女と結婚する事態が生じています。北欧の女から見れば「下」の男でも、途上国の女から見れば「上」になります。

totb.hatenablog.com

Dani Rodrikの「グローバリゼーション・パラドクス」を真似てみると、人間社会は

  1. 男女同等
  2. 女の上方婚志向
  3. 社会の持続

の三つのうち二つしか同時に満たすことができません(pick two, any two)。女の上方婚志向に「高度な教育で育て上げた女性のハイタレントを十分活用する」を組み合わせると、結果は非婚化→少子化→人口減少です。

リベラルは「個々人が上を目指せばより良い社会が実現する」と考える傾向がありますが、実際は合成の誤謬によって社会は崩壊に向かうのです。*2

totb.hatenablog.com

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*1:夫婦関係以外でも一般的。

*2:先進国で高学歴ワーキングプアや失業者が大量発生していることもその一例。