Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

「長時間労働」を勧める経営コンサルタント

あまりにもひどい内容の記事について簡単にコメントします。

news.yahoo.co.jp

生産年齢人口はとっくに一億人を大きく下回っています。

そもそも1億人を超えたことは一度もありません。

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日本は世界の少子化ワースト2位(合計特殊出生率が1.4人)の国ですから

アジアでは韓国、台湾、シンガポール、ヨーロッパではイタリア、スペイン、ポルトガルギリシャなどのTFRは日本を下回っているため、「ワースト2位」ではありません。そもそもTFRの単位は「人」ではありません。

賃金には「下方硬直性」がありますから、労働時間が減ったからといって雇用主が賃金を減らすことなど簡単にはできない。

「下方硬直性」は構造改革によって破壊されています。

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労働分配率も石油危機後の最低水準にまで低下しています。

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日本人の「総労働時間」が日本の貴重な資源だったと考えるなら、その資源に代わる何かを見つけなければ日本の未来はない。

日本に足りないのは明らかにイノベーションです。

日本にイノベーションが足りないのは、労働者を低賃金で長時間労働させられるためです。産業革命は労賃が相対的に安かった中国ではなく、高かったヨーロッパで起こりました(必要は発明の母)。

voxeu.org

Most famous is perhaps the different choice of technique in printing. Although the Chinese had invented the printing press, commercial printers preferred to use a more labour-intensive technology, woodblock printing. …; typically, the pressing in China is done by humans, in Europe by a machine.

… the industrial revolution occurred in Europe rather than China because European entrepreneurs were eager to adopt machines to cut down on high labour costs. China didn’t “miss” the industrial revolution – it didn’t need it.

長時間労働に頼っていると、将来の経済史の文献に

Japan didn’t “miss” the IT revolution – it didn’t need it.

と記載されてしまうでしょう。

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(東アジア>アングロサクソン>西欧>北欧)

ちなみに、この経営コンサルタント日経ビジネスオンラインにも連載していますが、

横山 信弘:日経ビジネスオンライン

毎度くだらない内容なので「読まないリスト」入りさせていました。

日本の悲劇は、このような有害な思想が霞が関にも浸透していることです。

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