Think outside the box

MAKE JAPAN GREAT AGAIN

[グラフ]先進国イチの怠け者らしい日本人の労働

どこまで本気なのかわからない記事ですが、検証してみます。

gendai.ismedia.jp

ILOの統計では、日本人が「先進国イチの怠け者」とは言えません。

f:id:prof_nemuro:20170424174721g:plain

アジア人は長時間労働する傾向が強いようです。

f:id:prof_nemuro:20170424174728g:plain

今の日本の豊かさの礎を築いたのは、長時間労働を物ともしない高度経済成長期の「モーレツ社員」たちではなかったか。

高度経済成長期の「モーレツ社員」たちが長時間労働を物ともしなかった理由の一つは若かったことです。スポーツ選手を見てもわかるように、40歳代になると肉体は確実に衰えます。日本人は全体として「老化」しているので、モーレツに働いても体を壊すだけです(年寄りの冷や水)。

f:id:prof_nemuro:20170424174745g:plain

f:id:prof_nemuro:20170424174742g:plain

f:id:prof_nemuro:20170424174741g:plain

f:id:prof_nemuro:20170424174738g:plain

前後を無視してこの箇所だけを取り出せば正論です。

労働者の賃金をカットし、働きたくない若者を増やす――政財官が結託して進める「働き方改革」は、まさに亡国の政策なのである。

「モーレツ社員」たちが長時間労働を物ともしなかったもう一つの理由は、ハードワークの見返りに賃金が上昇していたことです。労働意欲を高めたいのであれば、賃金を上げることです。

ところが、実質賃金は1973年→1997年の年率+1.3%が1997年→2016年には-0.6%になっています。

f:id:prof_nemuro:20170424174737g:plain

1990年代末から、労働生産性が向上しても賃金が上がらなくなっています(→単位労働コスト低下)。*1

f:id:prof_nemuro:20170424174736g:plain

単位労働コストが低下している国は日本だけですが、これは日本が世界一賃金を抑制していることを示しています。自国民を窮乏化することにおいては文句なしに"Japan as Number 1"です。

f:id:prof_nemuro:20170425070421g:plain

伊藤忠商事元会長で中国大使も務めた丹羽宇一郎氏は現状の日本人の働き方に対して、こう言い切る。

「もっと昔のように汗を出せ、知恵を出せ、もっと働けと言うしかない。それに尽きます」 

自分たちが若い時は上の世代に給料を上げてもらいながら、自分たちが役員になったら下の世代の給料を徹底的に抑制(→自分の成果に)するというとんでもない世代です(1930年代生まれ?)。*2

もっと昔のように給料を払えと言うしかない、それに尽きます。

toyokeizai.net

www.sankeibiz.jp

自ら「老害だ」と笑うが、製造業、株式市場を代表する東芝東京証券取引所で采配を振るった77歳の英知に期待する向きは多い。巨大官業を民間企業に変貌させる大事業に「寿命が続く限り(取り組む)、最後のご奉公」と執念を見せる。*3

president.jp

「中高年社員をリストラし、組織を若返らせるという出井さんの策は時代を先取りしていると言われていますが、実際には革新的製品を生み出すパワーをかえって削いでいるという側面もあるんです。

totb.hatenablog.com

totb.hatenablog.com

totb.hatenablog.com

totb.hatenablog.com

totb.hatenablog.com

*1:労働者派遣法改正や成果主義の導入などの一連の構造改革によって「生産性向上を賃上げに反映する」という通念と慣行を破壊したために、生産性向上によって供給力が増えても需要が追いつかず、デフレ圧力と停滞が慢性化しています。これが極端な外需志向の原因です。

*2:有効な戦略・戦術と十分な装備もなしに「一銭五厘」の兵隊を酷使して大日本帝国を崩壊させた軍の上層部と同類。

*3:強調は引用者。