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[グラフ]フランス大統領選挙

フランス大統領選挙の得票数をグラフにしました(出所は内務省)。

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下の記事では地域差がよくわかります。

www.thelocal.fr

ルペンが強い地域の中で、パリではマクロン、フィヨン、アモンの三人のエスタブリッシュメント候補の得票率が71%に達し、ルペンはわずか5%にとどまっています。全国ではそれぞれ50%と21%です。

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アメリカ大統領選挙において、ワシントンDCではヒラリー・クリントンの得票率が91%、ドナルド・トランプが4%だったことと似ています。

オランド大統領不人気の一因はマクロンが主導した新自由主義的経済政策ですが、そのマクロンが最多得票したことは、フランスでも若手のネオリベが「改革派」を装えば票を取れることを示しているようです(東アジアの某国と同じ)。

シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧 ((文春新書))

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フラン高誘導政策(金融引き締め政策)を行い、ユーロへまっしぐらに走り、ユーロが実現しても社会を拷問にかけ続け、デモクラシーに壊疽を起こさせ続けるフランス社会党は、もしかすると、結局のところ保守的右派以上に弱者たちに対してより冷淡で、より過酷なのかもしれない。

エマニュエル・トッドは2016年11月のアメリカ大統領直後のインタビューでルペンの敗退を予想していましたが、

文藝春秋SPECIAL 2017年春号

文藝春秋SPECIAL 2017年春号

フランスの保守系の大統領候補のうちの誰かが次の大統領になるのでしょうが、皆、どれだけ新自由主義的になるかを競っているありさまです。全員が愚かな自由貿易論者なのです。

フランスの定型は、支配階層が、まだ間に合ううちに譲歩して生き延びるのではなく、あくまで譲歩を拒んで首を斬られてしまうというパターンなのです。

5年以内にマクロンがギロチン送りになるのでしょうか。

totb.hatenablog.com