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韓国の少子化と先進国の集団自殺

中央日報によると、IMF

ラガルド総裁は「結婚をせず出生率が落ちれば成長率と生産性が落ちることになり、そうなると財政が悪化する。こうした悪循環がまさに集団的自殺現象ではないだろうか。これが韓国の問題だ」と指摘したという。

韓国の初婚年齢と第一子出産年齢は日本を上回り、

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合計出生率は日本より低くなっています。

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出生数も日本と同様、大幅に減少しています。

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韓国も「女の社会進出→非婚化→少子化→人口危機」から逃れられなかったわけです。

Dani Rodrikの「グローバリゼーション・パラドクス」を真似ると、人間社会は

  • 男女同等
  • 女の上方婚志向(結婚相手のレベルは最低でも自分と同等:詳しくは付録を参照)
  • 社会の安定的持続

の三つのうち二つしか同時に満たすことができません(ジェンダーフリー社会のトリレンマ)。

結婚の条件 (朝日文庫 お 26-3)

結婚の条件 (朝日文庫 お 26-3)

二人の認識が一致したのは、総合職に就いても、女は結婚相手に経済的に依存して、自分は「生活のためではなく、自己実現のための」仕事を目指す生き物だということであった。「女は真面目に働きたいなんて思ってませんよ。しんどい仕事は男にさせて、自分は上澄みを吸って生きていこうとするんですよ。結婚と仕事と、要するにいいとこどりですよ」と、彼女ははっきりとそう言い、私もその点に関しては全く同意見なのであった。

男は「専業主婦のために稼いでくる」ことに耐えられても、女は「専業主夫のために稼いでくる」ことに耐えられない(⇧)ので、エリートコースを目指す女を増やすことは、*1

  • 男女のミスマッチ拡大→非婚化→少子化→人口危機
  • エリート女に奉仕する「下女」の増加→国内格差拡大and/or移民増加

につながります。これが女の社会進出を進めた先進国で現実化していることです。*2

リーンインとマッキンゼーの調査によると、女性上級管理職の半数以上が配偶者も同じように激務の仕事に就いている。これに対し、男性上級管理職のその割合はわずか31%だ。高位職に就く男性の過半数は、配偶者が専業主婦(主夫)か非正規社員で、キャリアに集中しやすい環境にある。

優秀な女性が自分以上の男性を探すため、ミスマッチが起こり、晩婚化がますます進んだようです。この女性の経済的自立も離婚率をあげた原因だろうとのことでした。「女性の地位向上、男女平等が進むと少子化が進むのです」とおっしゃったのが印象的でした。

有能な私=輝く人/無能なあなた=家事する人(⇩)

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従って、ラガルドのアドバイスは事態を悪化させるだけです。

「韓国は財政を賢明に有用に使って未来セーフティネットをあらかじめ構築し、女性が労働市場にさらに積極的に参加して成長率を上げられる政策に進まなければならない」と文在寅(ムン・ジェイン)大統領を含む韓国指導層に強く促した。 

ラガルドが言うところの集団自殺は、韓国に限ったことではなく、リベラリズムを過剰摂取した先進国に普遍的な現象です。Murrayはヨーロッパが大規模移民による自殺を図っていると主張していますが、エリートが移民を正当化する人道上以外の主な理由は、自国民の低出生率と低賃金肉体労働者不足少を補うことです。

The Strange Death of Europe: Immigration, Identity, Islam

The Strange Death of Europe: Immigration, Identity, Islam

Europe is committing suicide. Or at least its leaders have decided to commit suicide. Whether the European people choose to go along with this is, naturally, another matter.

ビル・エモットは、西洋的理念の“自由主義リベラリズム”が内部と外部からの脅威にさらされていると警鐘を発していますが、リベラリズムに潜む“開放性オープンネス”と“平等”は行き過ぎると社会にとって毒になることを理解していないようです。

「西洋」の終わり 世界の繁栄を取り戻すために

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headlines.yahoo.co.jp

totb.hatenablog.com

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付録:女の上方婚志向

直立二足歩行のために子供を未熟な状態で産むようになった人間の女は、他の動物のように母親だけでの子育てが困難なため、男(子供の父親)を保護者・協力者として取り込んだと考えられています(一夫一妻制・家父長制・核家族の起源)。*3*4*5

「サル化」する人間社会 (知のトレッキング叢書)

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このころ*6の人類の暮らしは、男性たちが食料採取に出かけ、女性は安全な場所で待ちながら子どもたちを育てる、という形式だったと考えられます。男性を保護者とし、特定の女性とその子どもたちが連合して家族を作りました。

女にとっての夫は「自分と子供のために稼いでくる≒自分頼る存在*7」であり、自分が稼いで養う≒自分頼る存在ではないことが、自分未満の男との結婚を忌避する上方婚志向という"nature"の根源にあると考えられます。女の下方婚は、ゴリラやゾウアザラシの雌が複数の雄を集めたハーレムを作るようなものです。

なお、デートの際に女が男に支払わせたがるのは、結婚後に男が稼ぎを自分に渡すかの確認テストをしているものと考えられます。

動物の世界では、雄は雌に貢いでもその逆はありません。

*1:夫が専業主夫ではない女は専業主婦と結婚した男に比べてキャリアに集中できない→「ガラスの天井」は女の上方婚志向の産物

*2:リベラルが黙殺する不都合な真実

*3:このことは、社会保障制度等によってシングルマザーの自立が可能になれば、女が「優秀な男」に集まるため、低スペックの男は子孫を残せなくなることを示唆する。実際、ノルウェーフィンランドでは、男の25~30%程度が生涯無子になっている。

*4:女は子供を人質にして夫を働かせ、身代金を受け取っている。

*5:一夫一妻の制約のため、大半の女は男のスペック(究極的には遺伝子の質)で妥協しなければならないので、潜在的に夫への不満を抱えることになる。

*6:[引用者注]音声コミュニケーションを始めた頃

*7:稼がなければ夫ではない。