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夏眠中|I shall return.

立民・枝野代表の事実誤認

立憲民主党の枝野代表が20日衆議院本会議で行った2時間43分の演説に事実誤認があったので、財政に関する部分を指摘します。

本来効果が上がるはずの金融緩和をとことんアクセルを踏み、財政出動にとことんアクセルを踏んでも、個人消費や実質賃金という国民生活をより良くするという経済政策の本来の目的にはつながらないところで止まっているのではないでしょうか。

安倍政権が積極的に財政出動していると認識しているようですが、公的固定資本形成(公共投資)は民主党政権期から微増した程度です。

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最終消費支出は増えていますが、増えているのは社会保障的支出の保健と社会保護で、その他の合計はやはり民主党政権期から微増した程度です。

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景気対策として効果があるならば、建設国債は財政規律のある意味別枠という扱いでバンバン発行をされています。

バンバン発行されているのは建設国債ではなく特例国債赤字国債)です。

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公共事業の額を過大評価しているから、投資効率が低い→公共事業を縮小して介護に回そう、という誤った結論を導いてしまうのでしょう。

今や、いわゆる従来型大型公共事業と比べて、こうした社会保障関連の投資の方が経済波及効果が大きい。それこそ、そういうデータも存在をしている時代に入っている。

枝野代表の財政に関する認識は、1990年代で更新を停止しているようです。

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おまけ

少子化問題に関しては通説を述べていますが、

子供を産むか産まないかという選択はまさに自己決定です。それぞれのカップルが自ら決めることです。あるいは持ちたくても持てなかった人たちもたくさんいらっしゃいます。その一方で、持ちたいと希望した人たちが希望を叶えることができて、そうすれば必ず我が国の出生率は大きく高まります。子供の数は増えます。そのことが結果として消費を増やし、経済を活性化させることにつながります。したがって、産む・産まないの選択を迫るのではなくて、産みたいと希望しながら、それをできていない人たちをどうやってその希望を叶えて頂けるのか。そのことこそが、政治のやってくべき役割だと思います。

少子化の主因はカップルの成立が減っていることであり、その主因は男女同等化のために男女のミスマッチが増えたことです。

無数の文化的変化によって、私たちの持つ遺伝子と私たちをとりまく環境との相互作用が変えられた結果、さまざまな健康問題が生じるようになっている。それが「ミスマッチ病」で、定義するなら、旧石器時代以来の私たちの身体が現代の特定の行動や条件に十分に適応していないことから生じる病気、ということになる。

ミスマッチ病がいかに重要な意味を持つかは、いくら強調してもしすぎることはないと思う。みなさんが死ぬときは、十中八九ミスマッチ病で死ぬだろう。

非婚化・少子化とは社会の「ミスマッチ病」であり、多くの先進国がミスマッチ病で死に向かっているのです。。

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